最近、ワイヤレスイヤホンの市場が急速に拡大しており、高機能な製品から手軽に手に入るリーズナブルな製品まで、多種多様な選択肢が揃っています。
なかでもダイソーのワイヤレスイヤホン「TWS001」は、わずか1,100円(税込)という驚くべき低価格で大人気商品でした。
今回紹介する「TWS003」は「TWS001」の後継モデルといえる製品です。
本記事では、この「TWS003」が本当に「コスパ最強」の一品なのかをレビューしていきます。
製品スペック
「TWS003」の製品スペックについて、「TWS001」と比較してみました。
項目 | TWS003 | TWS001 |
---|---|---|
メーカー | DAISO(ダイソー) | DAISO(ダイソー) |
充電端子 | USB Type-C | マイクロUSB Type-B |
Bluetooth Ver | Ver.5.3 | Ver.5.0 |
バッテリー持続時間 | 連続再生時間:約7.5時間 充電ケース併用:約22.5時間 | 連続再生時間:約4時間 充電ケース併用:約10時間 |
充電時間 | イヤホン:約1.5時間 充電ケース込み:約2時間 | イヤホン:約1.5時間 充電ケース込み:約4時間 |
ハンズフリー通話 | 対応 | 対応 |
音声アシスタント | 対応 | 対応 |
付属品 | 充電ケース、取扱説明書 | 充電ケース、取扱説明書、 マイクロUSB充電ケーブル |
税込価格 | 1,100円 | 1,100円 |
「TWS003」は「TWS001」と比較すると、多くの面で改善されています。
バッテリーの持続時間は約2倍に延び、充電端子は最新のUSB Type-Cへと変更されました。
これにより、充電時間も短縮され、利便性が向上しています。
また、Bluetoothのバージョンも最新のVer.5.3となり、より安定した接続が期待できます。
一方で、付属品に充電ケーブルが含まれていない点は注意が必要です。
これについては、別途ケーブルを用意する必要がありますが、最近のデバイスはUSB Type-Cが主流であるため、大きな問題ではないかもしれません。
詳細なスペックはこちらです。
外観
外観については、「TWS003」と「TWS001」はほぼ同じデザインを採用していますが、充電端子がUSB Type-Cに変更されたことで、ケースの形状にわずかな違いがあります。
左が「TWS003」、右が「TWS001」です。
タッチ操作ではなく、物理ボタンでの操作です。
イヤホン充電中はイヤホンのLEDが赤、充電完了で青が点灯し消灯ます。
イヤホン収納時に充電ケースの電池残量が残り少ない状態になると、LEDが青色に点滅します。
音質
音質に関して、全体的なバランスは悪くないものの、最初に聞いたときは重低音に非常に物足りなさを感じました。
キャッチフレーズである「リズム際立つ 迫力の重低音」との期待とは裏腹に、実際にはその迫力が感じられず、特にYOASOBIの「アイドル」を聴いた際には、重低音がほとんど再現されていませんでした。
ただし、これはイヤホンのポジションにより大きく変化することが分かりました。
イヤホンを指で耳の中の方へ押さえつけると、聞こえなかった重低音が聞こえてきました。
もしかしたら耳の形状や、イヤーピースのサイズにより、音質が左右される可能性はあります。
そういう意味では人を選ぶイヤホンかもしれません。
あと、全体的に音のクリアさにも欠ける印象があり、音質が少しぼんやりとした印象を受けます。
音のクリアさがもう少し向上すれば、全体としてより満足度の高い音質になると感じました。
まとめ
総じて、ダイソーの「TWS003」は、非常にコストパフォーマンスに優れた製品だと言えます。
音質に関しては改善余地がありますが、この価格帯でこれだけの性能を持つワイヤレスイヤホンは他に見当たりません。
特に、初めてワイヤレスイヤホンを試してみたいという方や、コスパを重視する方には最適な選択肢となるでしょう。
ただし、より高い音質や快適性を求める場合は、少し予算を上げて他の製品を検討することも一案です。
個人的には、装着位置による重低音の再現性の違いが気になりましたが、1000円という価格を考慮すると十分に満足のいく製品だと感じました。
これからも、ダイソーの新製品には注目していきたいと思います。
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