2026年9月26日、青梅市成木に古民家カフェ「佳しや(かしや) すーぷ庵」がオープンしました。
築127年の家を改修したお店で、地元の野菜を使ったせいろ蒸しや具だくさんの豚汁がいただけると知り、10月17日の昼に訪問しました。
注文したのは「里山せいろ御膳」(1,700円)。今回は、ひとくち甘味の「こだわりプリン」(+250円)も追加し、食後にはホットコーヒーをいただきました。

オープンから3週間ほどたった「佳しや すーぷ庵」で、店内の様子や実際に食べた料理の感想、メニュー、アクセスなどを紹介します。
佳しや すーぷ庵はどんなお店?
店主は千代さん。公式サイトでは「千代ちゃん」の愛称で紹介されています。
給食の現場で10年以上にわたって食に携わってきた方で、成木の人たちへの感謝と恩返しの気持ちから、このお店を始めたそうです。
建物は、ご主人が生まれ育った生家。かつては「かしや」という屋号で親しまれていた家。
結婚30周年の年に、空き家のままにしておくのはもったいないという思いから、古民家カフェを開くことを決めたそうです。
地域とのつながりや、建物を大切に使い続けようとする思いが伝わってくるお店です。
古民家の外観と玄関まわり
敷地に入ると、縁側に沿って大きなガラス戸が並ぶ、横に長い建物が見えてきます。入口は建物の端にあります。
入口には木の格子戸があり、生成り色の暖簾がかかっています。

玄関は玉砂利を敷いた土間になっていて、靴を脱いで上がります。
玄関を入ってから振り返ると、引き戸の上にある欄間には、細い桟を斜めに組んだ菱格子が入っており、建物の特徴的な部分のひとつです。

正面の調理場につながる小窓には組子の格子がはめられていました。

飾り棚には、色とりどりの文字で店名が入った木の看板も置かれています。「招福萬来」の文字も添えられており、こうしたところにもお店の雰囲気が表れています。

店内の様子と席
店内には、座卓が1卓、掘りごたつが1卓、6人掛けのテーブルが1卓、個室の4人掛けテーブルが1卓あります。

席数は多くありませんが、その分、ゆっくり食事を楽しめそうな造りです。
私は掘りごたつの席を利用しました。足を下ろして座れるので、食事をするときも楽に過ごせます。
縁側の向こうには山並みが見えました。この日は10月半ばとしては気温が高く、日差しも強い日でしたが、店内には涼しい風が通り、気持ちよく食事ができました。

にぎやかな飲食店とは違い、窓の外を眺めながら自分のペースで食事をしたいときに向いているお店だと思います。
佳しや すーぷ庵のメニューと料金
訪問時に確認したメニューと料金を紹介します。
お食事メニュー
| メニュー | 価格 | 内容 |
|---|---|---|
| 里山せいろ御膳 | 1,700円 | 旬菜のせいろ蒸し、具だくさん豚汁、香の物。庵の香り塩と自家製うめポン酢付き。食後のドリンク付き |
| もつ煮定食(土日限定) | 1,300円 | 大盛りご飯、モツ煮、豚汁大、香の物。食後のドリンク付き |
| おさんぽ結びセット | 700円 | おにぎり、具だくさん豚汁、香の物。持ち帰りも可 |
里山せいろ御膳ともつ煮定食の食後のドリンクは、コーヒー・紅茶・緑茶から選べます。
また、食事に追加できる「ひとくち甘味」は250円。こだわりプリン、珈琲ゼリー、月替わりゼリーから選べます。
甘味メニュー
| メニュー | 価格 | 内容 |
|---|---|---|
| 米粉のシルキーショコラ | 700円 | はちみつを加えた、しっとり濃厚で後味のすっきりした一品 |
| 自家製あんみつ | 700円 | みりんで炊いた自家製あんこ |
| 素朴な米粉スコーン | 700円 | オイル不使用。ほんのり味噌を加えたスコーン |
| 自家製バニラアイスクリーム | 300円 | 甘味へのトッピングは+100円 |
| 店主の「食べたい」が詰まったパフェ | 1,000円 | 限定5食 |
ドリンクメニュー
| メニュー | 価格 | 内容 |
|---|---|---|
| セルフドリップ珈琲 | 800円 | 自分で淹れるスタイル |
| セルフ和紅茶 | 800円 | 自分で淹れるスタイル |
| セルフ狭山茶 | 800円 | 自分で淹れるスタイル |
| 挽きたて珈琲 | 500円 | ホット・アイス |
| カフェラテ | 600円 | ホット・アイス |
| 和紅茶・狭山茶 | 500円 | ホット・アイス |
| ブレンドハーブティー | 650円 | 季節によりフレッシュハーブ付き |

里山せいろ御膳をいただく
今回注文した「里山せいろ御膳」は、旬菜のせいろ蒸し、具だくさん豚汁、香の物がセットになったメニューです。野菜につける調味料として、庵の香り塩と自家製うめポン酢も付いてきます。

せいろの中には、さつまいも、レンコン、しいたけ、ブロッコリー、白ナス、長ナス、パプリカなどが並んでいます。白米と十五穀を合わせたごはんや、鶏の蒸しスープも付いていました。

特に印象に残ったのが、3種類のさつまいもです。ふくむらさき、紅きらら、シルクスイートが盛られていました。

どれもしっとりとした食感で、甘さも上品です。庵の香り塩を少しつけて食べると、さつまいもの甘みが引き立ちます。
庵の香り塩にはハーブが入っていて、野菜に少しずつつけながらいただきました。自家製うめポン酢は酸味が強すぎず、昆布の風味が感じられる味わいです。野菜そのものの味を楽しみながら、塩やうめポン酢で変化をつけられます。
ごはんは、十五穀が入ってほんのり小豆色をしており、もちもちとした食感でした。

鶏の蒸しスープは、鶏肉の旨味にしょうがの風味が加わった、やさしい味です。

豚汁も、名前のとおり具だくさん。にんじん、こんにゃく、ねぎ、しいたけ、豚肉、根菜などが入っていて、野菜もしっかり食べられます。汁物というより、おかずのひとつとして楽しめるくらいの食べ応えがありました。

全体的に、素材の味を生かした食べやすい味付けです。野菜を中心に、ごはんや豚汁もきちんと食べられるので、私にはちょうどよい量でした。
食後のホットコーヒーとこだわりプリン
里山せいろ御膳には食後のドリンクが付いています。今回はホットコーヒーを選びました。

コーヒーは苦みが控えめで、すっきりとした味わいです。青緑色のカップに金色の縁取りが入っていて、落ち着いた店内の雰囲気にも合っていました。
ひとくち甘味は「こだわりプリン」にしました。

ガラスの器に入ったプリンの上には、生クリームとミント、クコの実が飾られています。きび糖を使ったやさしい甘さで、食感はなめらか。食後に少し甘いものを食べたいときに、ちょうどよいサイズでした。
今回の会計は、里山せいろ御膳1,700円に、ひとくち甘味250円を追加して合計1,950円です。食後のコーヒーは御膳に含まれています。
ほかにも、セルフドリップ珈琲や米粉のシルキーショコラ、土日限定のもつ煮定食など気になるメニューがありました。次に訪れる機会があれば、今回とは違うメニューも試してみたいと思います。
佳しや すーぷ庵へのアクセスと駐車場
店舗は青梅市成木の山あいにあります。通り側から見える赤い屋根の建物が目印です。

駐車場は敷地の入口付近にあり、3台程度停められるスペースがあります。屋根のある場所に停めてもよいそうです。

公共交通機関を利用する場合は、「東青梅駅」から成木循環のバスに乗り、「青梅第七中学校前」で下車すると、徒歩約2分です。
山あいを走るバス路線なので、バスで訪れる場合は、事前に時刻表を確認しておくと安心です。
さいごに
青梅市成木にオープンした「佳しや すーぷ庵」で、里山せいろ御膳とこだわりプリン、食後のホットコーヒーをいただきました。
せいろ蒸しでは、3種類のさつまいもをはじめ、さまざまな野菜を楽しめました。具だくさんの豚汁も食べ応えがあり、全体的に素材の味を生かした、食べやすいランチでした。
古い建物の造りを生かした店内で、落ち着いて食事を楽しみたい方には、選択肢のひとつになりそうです。
店舗情報
- 住所 東京都青梅市成木4-927-1
- 電話番号 0428-74-6691
- 営業日 木・金・土・日
- ランチタイム 11:00〜14:00 L.O. 13:30/売り切れ次第終了
- カフェタイム 14:00〜16:30
- 駐車場 3台
- ウェブサイト https://www.instagram.com/kashiyasoupan_ome/

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