2026年7月18日に、「びんびん亭 河辺店」がオープンしました。

場所は、2026年6月に閉店した「らーめん汐見軒」の跡地です。
この場所は、これまでにも何度かラーメン店が入れ替わってきた場所です。その歴史を知っているだけに、新しくオープンするお店にも自然と期待が高まっていました。
今回オープンしたのは、八王子駅南口に本店を構える「びんびん亭」。
創業30年以上の歴史を持ち、本店を含め複数の直営店を展開する八王子ラーメンの人気店です。
そして河辺店には、もう一つ気になる特徴がありました。
平日・土日を問わず、毎日早朝から営業しているお店ということです。

オープンから約1か月は7時から15時まで、その後は6時から15時まで営業予定となっています。
朝から八王子ラーメンを味わえるというのも、河辺店ならではの魅力です。
オープン初日の朝、その一杯をいただきに車で向かいました。
麺類大盛り無料!パーキング利用者へはサービス有
店舗には専用駐車場はありません。
今回はすぐ近くのコインパーキングへ車を停めて、お店へ向かいました。

店内へ入ると、入口には券売機が設置されています。

食券を購入してから席に着くスタイルです。
券売機には、河辺店ならではのサービスについても案内されていました。
まず目に入ったのが、麺類大盛り無料。

さらに、近隣のコインパーキング利用者には、「玉ねぎ増し」または「味玉」のサービスがあります。
今回は八王子ラーメンらしさをより楽しんでみたかったので、玉ねぎ増しをお願いしました。
八王子ラーメンといえば刻み玉ねぎが特徴の一つです。
その玉ねぎをたっぷり味わえるのは、うれしいサービスだと感じました。
居抜き店舗に面影が残る店内
店内はカウンター席が8席で、一人でも入りやすい雰囲気です。

居抜きでのオープンということもあり、以前営業していたお店の面影がそのまま残っていました。
カウンターには、創業30年の歴史やこだわりを紹介する説明が掲示されていました。

数種類の食材をじっくり煮込んだスープや、特選醬油を使ったかえし、北海道栗山町産の玉ねぎなど、ラーメンづくりへのこだわりが分かる内容です。
ラーメンが運ばれてくる前にこうした説明を読むと、「どんな一杯なのだろう」と期待が膨らみます。
基本の「ラーメン」を注文
初めてのお店では、まず基本となるメニューをいただくことにしています。
今回注文したのはラーメン(800円)です。
しばらくすると運ばれてきた一杯は、八王子ラーメンらしく刻み玉ねぎがたっぷり。

今回はサービスの玉ねぎ増しもお願いしたので、見た目にも玉ねぎの存在感があります。
チャーシュー、メンマ、海苔といった具材がバランスよく盛り付けられ、シンプルながら食欲をそそる一杯です。
そして、ラーメンと一緒に普通のレンゲとは別に、金属製の穴あきレンゲが添えられていました。
最初は「珍しいな」と思いましたが、これは後でその便利さを実感することになります。
玉ねぎ増しで印象が変わるスープ
まずはスープからいただきます。

以前、八王子駅南口の本店で食べた時は、醤油の力強さが印象に残っていました。
そのため、河辺店でも同じような味を想像していたのですが、実際は少し印象が違いました。
スープの色は本店ほど濃くはなく、私がよく利用している河辺の「紀の家」より少し醤油色が濃いかな、と感じる程度です。
飲んでみても、本店ほど塩味が強い印象はありません。
醤油の風味はしっかり感じられますが、主張しすぎることはなく、最後まで飲みやすいバランスに仕上がっていました。
そして、食べ進めながら玉ねぎをスープに馴染ませていくと、その印象がさらに変わっていきます。
シャキシャキとした玉ねぎの食感と、ほどよい辛み、そして甘みが加わることで、醤油の風味が少しやわらぎ、全体がまとまった味わいになっていきました。
「玉ねぎ増し」にして正解だったと思える瞬間です。
穴あきレンゲが思った以上に便利
ラーメンと一緒に添えられていた穴あきレンゲは、刻み玉ねぎをすくうためのものでした。

普通のレンゲではスープも一緒に入ってしまいますが、このレンゲなら玉ねぎだけをたっぷり味わえます。
今回は玉ねぎ増しをお願いしていたこともあり、このレンゲが大活躍でした。
八王子ラーメンの特徴である刻み玉ねぎを最後まで楽しめる、小さな工夫ですが印象に残ったポイントの一つです。
店員さんに聞いて分かった、本店との違い
麺を食べ進めているうちに、以前八王子駅南口の本店で食べた時とは少し印象が違うことに気付きました。
本店でいただいた麺は、歯切れの良い食感が印象に残っていましたが、河辺店の麺はもう少しやわらかく、表面がつるっとした口当たりです。
「店舗によって違うのだろうか」と気になり、食後に店員さんへ伺ってみました。
すると、本店で使用している製麺所の麺は河辺店へ配送できないため、河辺店では瑞穂店と同じ製麺所の麺を使用しているとのことでした。
さらに印象的だったのは、その麺に合わせてスープの味も調整しているというお話です。
私は勝手に「本店と同じ味をそのまま提供している」と思っていましたが、実際はそうではありませんでした。
河辺店で使う麺に合わせてスープのバランスを整え、この店舗ならではの一杯として仕上げているそうです。
その話を聞いて、最初に感じた「本店より塩味が穏やかだな」という印象にも納得できました。
紀の家を思い浮かべながら食べてみると
河辺で八王子ラーメンといえば、私の中ではこれまで「紀の家」の存在が大きくありました。

紀の家のラーメンは、澄んだ醤油スープから出汁の旨味がじんわりと広がり、どこか懐かしさを感じる味わいです。

細麺はもっちりとした食感で、やさしいスープによく合っています。
今回、びんびん亭 河辺店でラーメンをいただきながら、「どれくらい違うのだろう」と思っていましたが、実際には想像していたほど大きな違いはありませんでした。
びんびん亭の方が醤油の風味を少し強く感じるものの、本店ほど力強い印象ではなく、紀の家よりほんの少し醤油感が前に出ているかな、という程度です。
どちらも八王子ラーメンらしい一杯でありながら、少しずつ表情が違う。
そんな印象でした。
だからこそ、「どちらが好みか」を比べるというより、その日の気分で選ぶ楽しさがあるように思います。
この場所には、さまざまなラーメンが受け継がれてきました
今回訪れたメゾン河辺1階は、以前から何度もラーメン店が営業してきた場所でもあります。
振り返ってみると、
- ラーメン 猪名川亭(マイルドな豚骨醤油)
- 麺屋 竹林(背脂醤油)
- らーめん 男盛(二郎系)
- らーめん 汐見軒(ラーショ風豚骨醤油・朝ラー)
- びんびん亭 河辺店(八王子ラーメン・朝ラー)
と、その時代ごとにさまざまなラーメンが提供されてきました。
夜にしっかり食べたくなる一杯もあれば、朝から気軽に食べられる一杯もあり、同じ場所でこれほど違うジャンルのラーメン店が営業してきたのは興味深いことです。
居抜きで店舗が受け継がれながら、その時々で違うラーメン文化が根付いてきた場所なのだと改めて感じました。
びんびん亭 河辺店も、これからこの場所の新しい歴史を積み重ねていく一軒になるのでしょう。
さいごに
オープン初日に訪れた「びんびん亭 河辺店」。
本店の味をそのまま再現したお店だと思っていましたが、実際には河辺店で使用する麺に合わせてスープまで調整し、この店舗ならではの一杯を提供していることを知りました。
店員さんから直接お話を伺えたことで、その一杯をより深く味わうことができたように思います。
また、コインパーキング利用者向けのサービスや、刻み玉ねぎを食べやすくする穴あきレンゲなど、八王子ラーメンの特徴を楽しめる工夫も印象に残りました。
そして今回改めて感じたのは、河辺で八王子ラーメンを楽しむ選択肢が増えたということです。
出汁の旨味をじんわり味わいたい日は紀の家へ。
少し醤油の風味をしっかり感じたい日はびんびん亭 河辺店へ。
同じ八王子ラーメンでも、お店ごとに違った個性があります。
食べ比べてみることで、それぞれのお店が大切にしている味づくりの違いも見えてきます。
河辺に新しく加わった一杯が、この場所で長く親しまれる存在になっていくことを期待しながら、私もまた足を運んでみたいと思います。
店舗情報
- 住所 東京都青梅市河辺町6丁目3−3 メゾン河辺 1F
- 営業時間 6:00~15:00(オープンより1か月間は7:00~15:00)
- 定休日 なし
- 駐車場 なし
- ウェブサイト https://binbin.jp/


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