2025年3月、「まちの駅青梅」のカフェコーナーの正式名称が決定しました。
その名も 「喫茶マチエキ」。

青梅のまち歩きの合間に立ち寄るのにぴったりのスポット。

名前が決まっただけで、なんだかお店の雰囲気まで一段と引き締まったように感じられました。

今回は、喫茶マチエキの看板メニューともいえる ナポリタン、そして口コミでも人気の昭和レトロプリンとブレンドコーヒーをいただいてきました。
ナポリタン ― 自家製玉ねぎ麹が隠し味
「ナポリタン」と聞くと、子どもの頃に家で母が作ってくれた味や、街の喫茶店で出会ったどこか懐かしい一皿を思い出す方も多いはず。
私もその一人です。
だからメニューに見つけた瞬間、自然と注文していました。
マチエキのナポリタンは、見た目こそシンプルながら、食べてみると驚きがあります。

ケチャップの甘酸っぱさに加えて、じんわりとしたコクと深み。

これはただのケチャップ味ではないな…と思っていたら、なんと 「自家製 玉ねぎ麹」が隠し味に使われているとのこと。
一口目から「あ、これは家庭の味と違う」と感じさせてくれる工夫。
麹の力で野菜の甘みが引き出され、ケチャップの酸味と絶妙に絡み合います。
アルデンテ風に仕上げられた麺の歯ごたえも心地よく、口に運ぶたびにまた次を食べたくなる不思議な中毒性がありました。

添えられたオニオンスープとポテトサラダも手作り感があって、しっかり食事をした満足感があります。
これで1000円なら、ランチとしても大満足です。
昭和レトロプリン ― 卵の恵みを凝縮した一品
次は、喫茶マチエキの大人気メニュー 「昭和レトロプリン」。
これを目当てに来るお客さんも多いそうで、確かに見た目からして王道のクラシカルプリン。

表面はツヤツヤ、スプーンを入れるとしっかりとした弾力。
最近流行りのとろける系プリンとは真逆の、硬めに焼き上げられた懐かしい食感です。
卵は青梅の かわなべ鶏卵農場の「深美卵」。
素材からして特別で、地元の良さをぎゅっと詰め込んでいるのが嬉しいポイント。
口に入れると卵の濃厚さと生クリームのさっぱりした甘みが広がり、最後にカラメルのほろ苦さがきゅっと全体を引き締めてくれます。
私にとってプリンといえば、子どものころにおやつ代わりに食べたカッププリンの思い出がありますが、このレトロプリンは「ご褒美デザート」と呼びたくなる存在感。
たった400円で、この幸福感が味わえるのはありがたい限りです。
ブレンドコーヒー ― 食後の余韻を整えてくれる一杯
甘いものを食べた後に欲しくなるのが、やはりコーヒー。

マチエキで提供されているのは、なんと 「まちの駅青梅オリジナルブレンド」。
青梅のおいしい水に合わせて特別にブレンドしてもらったものだそうです。
一口飲んでみると、酸味は控えめでとてもすっきりとした風味。
雑味がなく、香りがやわらかく広がっていきます。
苦味が強すぎるわけでもなく、まさに「飲みやすい」という表現がぴったり。
プリンとの相性も良く、食後の余韻を優しく整えてくれる存在でした。
メニュー





喫茶マチエキという場所の魅力
2022年のオープン当初はドリンクだけの提供だったと聞きましたが、今ではうどんやナポリタンなど食事メニューも増え、地域の人々に愛される喫茶店に成長しています。
メニューの裏にはスタッフさんの「もっとおいしいものを届けたい」という熱意が感じられ、その姿勢が料理やデザートの味にも表れていました。
さいごに
喫茶マチエキのナポリタンは、懐かしさの中に新しい工夫が光る一皿。
昭和レトロプリンは素材の良さと手作りの温もりを感じさせ、ブレンドコーヒーはその全てを包み込む落ち着きを与えてくれました。
青梅に訪れる機会がある方には、ぜひ立ち寄ってほしいお店です。
観光の合間に、地元の味と人の温かさに触れられるカフェ。
私にとって「喫茶マチエキ」での時間は、青梅の街をもっと好きになるきっかけとなりました。
店舗情報
住所 東京都青梅市本町163−2−2 まちの駅青梅内
電話番号 0428-22-0888
営業時間 10:00~18:30ラストオーダー
定休日 年中無休(年末年始を除く)
駐車場 近隣コインパーキングあり
ウェブサイト https://www.instagram.com/matieki.cafe/
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