近ごろ街中でちらほら見かけるようになった「生搾りオレンジジュース」の自販機。
シンガポール発の「IJOOZ(アイジュース)」というブランドで、日本でも設置台数がじわじわ増えてきています。
青梅市内でも 「カインズ青梅インター店」と「平岡牛乳店前」 の2か所に導入されており、今回は私の近所にある「平岡牛乳店前」のIJOOZを実際に利用してみました。
自販機で果物をその場で絞るなんて、ちょっとワクワクしませんか?
この記事では、利用方法や実際に飲んでみた感想、さらに気になるビジネスモデルまで掘り下げて紹介します。
青梅市にあるIJOOZ自販機の設置場所
まずは設置場所を整理しておきます。
カインズ青梅インター店
2台設置されています。
- 1階:外の駐輪場と建物の間、少し目立たない場所

- 2階:オートスロープを上がってすぐ、駐車場と直結する出入口付近

買い物ついでに寄りやすいのがメリットですが、1階の方はちょっと見つけづらい印象です。
平岡牛乳店前
こちらは青梅市新町の住宅街にある平岡牛乳店の前に1台設置。

駐車場はなく、立ち寄りやすいとは言いにくい立地です。
道路を挟んで向かいにファミリーマートがあるので、コンビニに寄ったついでに気づく人もいるかもしれません。
私自身、近所なのでよく前を通りますが、実際に利用している人を見かけたのは一度きり。
正直「これ、ちゃんと儲かってるのかな…」と心配になるくらいです。
実際に買ってみた!IJOOZの使い方
気になっていたので、思い切って試してみました。

操作はとてもシンプル。
①現金を投入するか、決済バーコードをスキャン。

②中の機械がオレンジ4個を自動で潰して搾汁

③その場でカップに注がれ、約45秒で完成!

透明な窓からオレンジがゴロゴロと転がっていき、潰されてジュースになる様子が見えるのが面白いんです。
小さな子どもなら、きっと夢中で眺めてしまうはず。
飲んでみた感想

一口飲んでまず驚いたのは「香りの鮮烈さ」。
市販の紙パックジュースとは全然違い、果肉の粒やフレッシュな酸味がそのまま口に広がります。
甘さも自然で、後味はすっきり。
私は正直「毎日は買わないけれど、たまに無性に飲みたくなる味」という印象を受けました。
価格と価値について思うこと
280ミリリットルで一杯350円。
ペットボトル飲料と比べると少し割高ですが、「オレンジ4個分をその場で搾ったジュース」と考えれば納得感があります。
コンビニでほぼ同量の100%オレンジジュースを買うと150円前後しますが、それとはやはり鮮度が段違い。
買うまでの体験自体が楽しいので、「ちょっとしたご褒美ドリンク」として位置づけるのが良さそうです。
気になるビジネスモデル
調べてみたところ、IJOOZの仕組みは意外とシンプルでした。
- 自販機の設置スペースを提供した事業者(パートナー)が電気代を負担(1台あたり月1万円程度)
- 売上の約10%がパートナーに還元される
例えば月300人の利用者があれば、1杯350円×300杯=約10万円の売上。
そのうち1万円がパートナーに戻ります。
つまり、毎日10人が利用してようやく黒字ライン。
平岡牛乳店の場合、土地代はかかっていないので、あとはどれだけ電気代を上回る売上があるかがポイント。
設置されて1年以上経っても撤去されていないということは、細々とでも利用者がいるのかもしれません。
地域でどう広がるか
実際に利用してみて感じたのは「立地の影響力の大きさ」です。
カインズのような大型店舗に置かれれば人目につきやすく、買い物帰りに買う人も増えるでしょう。
一方で、平岡牛乳店のように生活動線から少し外れた場所だと「知る人ぞ知る存在」になってしまう。
もし今後青梅市内にさらに広がるなら、駅前や公園、スポーツ施設の前など「喉が渇いたときに立ち寄れる場所」に設置されるともっと人気が出るのでは、と個人的に思いました。
まとめ:一度は試してほしいユニークな体験
IJOOZの生搾りオレンジジュースは、単なる飲み物以上の体験を提供してくれます。
オレンジが自動で潰され、ジュースになって出てくるまでの工程を“見て楽しむ”ことができるのは、普通の自販機にはない魅力。
「平岡牛乳店前」のような少し不便な場所でも、続いているということは、やはり根強いファンがいる証拠なのかもしれません。
もし近くを通ったときには、ぜひ一度立ち寄って搾りたての一杯を味わってみてください。
あなたもきっと、コンビニジュースには戻れないフレッシュな体験になるはずです。
設置場所情報
- 住所 青梅市新町1-45-18
- 営業時間 24時間営業
- 駐車場 なし
コメント