ダイソーの「アソート商品」とは？色違いの商品が同じJANコードで販売される理由

ダイソーの商品には、「アソート商品」として色違いのものが同じJANコードで販売されていることがあります。

「アソート商品」はダイソーのオンラインショップで購入する際には、購入者が色・柄の指定をすることができません。

この記事では、ダイソーがどうして「アソート商品」を採用しているのか、その理由を少し掘り下げてみようと思います。

アソート商品って何？

英語でアソート（assort）という言葉は、「種類を揃える」「分ける」「分類する」といった意味を持っています。

そして「アソート商品」は一般的には、色やデザインが異なるアイテムが、混ざった形で販売される商品のことを指します。

お菓子の詰め合わせを「アソート」と呼んだりするのもその一つの例です。

ダイソーにおける「アソート商品」とは、色・柄が異なる商品に同じJANコードを付けて販売している商品のことを指します。

たとえば以下の商品は色違いですが同じJANコードなので「アソート商品」です。

オーロラカラーステレオイヤホン（ルミナス）：JAN4550480478241

それでは、どうしてダイソーはアソート商品を取り入れているのでしょうか？

その理由を考えてみました。

一番最初に思いつくのは、在庫管理が簡単になるという点です。

ダイソーのような大きな店舗では、色や柄ごとに商品を別々のJANコードで管理するのはとても大変。

追跡や発注が複雑になり、管理コストも上がってしまいます。

でも、アソート商品として一つのJANコードにまとめることで、その手間を省くことができるんです。

このやり方で、ダイソーは運営コストを抑え、その分お客さんに安い価格で商品を提供することができるようになります。

次に考えられるのは、商品の回転率が上がるということです。

アソート商品として複数のバリエーションを一緒に管理することで、特定の色や柄が売れ残るリスクを減らすことができます。

たとえば、色が白と黒のアソート商品があったとして、白が売り切れて、黒が残っていても、在庫管理システム上のデータでは白と黒の在庫数を分けて管理していないため、白だけを補充することはありません。

しかしながら、黒しか買えない状況が続けば、結局は黒も売れちゃう可能性が高くなるんですね。

私自身も、店頭で「どの色を買おうかな」と迷うことがありますが、希望の色が品切れでも、「だったらどの色でもいいや！」と思えることが多いです。

ダイソーみたいにたくさんの商品を扱うお店では、棚のスペースをどう使うかが重要です。

アソート商品を一つのJANコードで販売することで、色や柄が違う商品を一列にまとめて並べることができるんです。

これなら、棚のスペースを分ける必要がなくなるので、限られたスペースを有効に使えます。

文房具コーナーで色とりどりの商品がぎっしり並んでいると、つい手に取ってしまいたくなること、ありますよね？

これは、商品が見た目にも楽しいという効果を生み出しているんじゃないかなと思います。

オンラインショップにおいてアソート商品には、「何が届くかわからない」という不安を感じる反面、サプライズ要素として楽しめるかもしれません。

「希望してた色が届かなかったけど、まぁいいか！安いし！」と割り切れるのが、ダイソーの魅力。

私も、「普段選ばない色が届いて、意外と気に入った！」なんてことがありました。

これは、買い物の楽しさをちょっとした冒険に変えてくれるんですよね。

ダイソーがアソート商品を採用している理由には、在庫管理の効率化やコスト削減、商品の回転率向上、棚スペースの有効活用、さらにはサプライズ要素など、いろんなメリットが詰まっています。

これらの工夫が、ダイソーを効率的に運営し、私たち消費者にリーズナブルで面白い商品を提供し続ける原動力になっているんですね。

次回ダイソーでお買い物をする際には、ぜひこの「アソート商品」をちょっと気にしてみてはいかがでしょうか。

きっと、いつもとはちょっと違った買い物体験ができるはずです！