今回は、青梅市・河辺駅北口から徒歩約5分の場所にあるテイクアウト専門店「お弁当ふうちゃん」をご紹介します。
夜は人気の焼き鳥居酒屋「やきとりふうちゃん」として営業されているお店が、昼間にお弁当を提供しているということで、その本格的な味わいに期待が高まります。
私は今回、評判の高い二つの看板メニューを別々の日に購入し、じっくりと味わってみました。
- 鳥取県大山鶏もも唐揚げと自家製メンチカツのミックス弁当
- 炭火焼きサバ弁当
焼き鳥屋さんが本気で仕込み、作り上げるお弁当のクオリティは一体どれほどのものなのでしょうか。
その正直な感想を、店舗の様子から詳しくお伝えしていきますね。
「お弁当ふうちゃん」の店舗とシステム
居酒屋と弁当屋の二刀流スタイル
お店は、趣のある「やきとりふうちゃん」の隣に、白壁で明るい雰囲気の「お弁当ふうちゃん」のお弁当受け渡し口が並んでいます。

外観からも、夜の居酒屋としての顔と、昼のお弁当屋としての顔を使い分けているのがよく分かります。

店頭にはお弁当のメニュー写真が所狭しと掲示されていました。
出来たてを提供するこだわり
「お弁当ふうちゃん」の大きな魅力の一つは、「保存料不使用」「作り置きなし」という徹底したこだわりです。
全てのお弁当は、注文を受けてから調理を開始するシステム。
店頭にも「調理時間は最短で20分程かかります」との表示がありました。

私はどちらの訪問時も、電話で事前に予約をしてから伺いました。
やはり人気店だけあり、調理には時間がかかるため、スムーズに受け取りたい方は予約が必須だと感じました。
【メニュー紹介】多彩なラインナップ
「お弁当ふうちゃん」の窓口には、種類豊富なメニューが掲示されています。


唐揚げ、メンチカツといった揚げ物系から、炭火焼き、丼ものまで、どれにするか迷ってしまいます。
今回私が実食したお弁当を始め、特に目を引いたメニューをいくつかピックアップしてご紹介します。(価格は税込表記です)
メニュー名 | 価格(税込) | 備考 |
鳥取県大山鶏もも唐揚げと自家製メンチカツのミックス弁当 | 960円 | ※今回実食したお弁当です。 |
炭火焼きサバ弁当 | 900円 | ※今回実食したお弁当です。 |
宮崎県産鶏ももの唐揚げ弁当 | 600円 | ジューシーな唐揚げが主役の定番。 |
自家製メンチカツ弁当 | 500円 | 牛肉100%メンチカツのみを楽しみたい方に。 |
特のり弁当 | 820円 | ボリューム満点ののり弁。 |
みそぶた弁当 | 740円 | 秩父の味噌豚風のお弁当。 |
どのメニューも価格設定がリーズナブルで、これなら日常的に利用しやすいと感じました。
ご飯大盛りは120円増しで可能とのことです。
鳥取県大山鶏もも唐揚げと自家製メンチカツのミックス弁当
まず最初の訪問で購入したのは、お店が「大好評です」と推している「鳥取県大山鶏もも唐揚げと自家製メンチカツのミックス弁当」です。
圧倒的なボリューム感
お弁当を受け取った際に、容器を確認して思わず目を引かれました。

そのボリュームは、プラスチックの蓋が完全に閉まりきらず、ゴムバンドで無理やり押さえられているほどでした。

お弁当箱の蓋を開けて、まず目に入るのはメインのメンチカツと唐揚げの存在感です。


この存在感こそが、このお弁当の最大の魅力の一つであり、食べる前から期待感を高めてくれます。
メンチカツ:肉の旨みが際立つ自家製の一品
メンチカツは牛肉100%の自家製です。

衣は薄めでカリッと揚がっており、中はフワッと柔らかい食感。

牛肉100%のため、豚肉や合挽き肉のメンチカツと比べるとジューシーさは控えめですが、牛肉本来の力強い旨みを感じられました。
粗挽きの牛肉と玉ねぎが絶妙なバランスで混ざり合い、噛むほどに肉の風味がしっかりと口の中に広がりました。
唐揚げ:銘柄鶏の旨味とジューシーさ
唐揚げには、鳥取県産の大山銘柄鶏のもも肉が使用されています。

衣はサクッと軽快で、噛みしめると豊かな肉汁があふれ出します。

銘柄鶏を使っているだけあり、肉そのものの味が濃く、臭みは一切ありません。
味付けは醤油ベースでしっかりとしていながらも、しつこさがなく、ご飯が進む絶妙な塩梅でした。
添えられた副菜たち
ご飯はふっくらと炊き上がっており、黒ごまと真紅の梅干しが彩りを添えています。

また、メインの横には、シューマイやたくあん、そしてひじきの煮物といった副菜が添えられていました。


手作り感のあるこれらの副菜が、お弁当全体の満足度を高めてくれました。
炭火焼きサバ弁当
後日、リピーターが多いと話題の「炭火焼きサバ弁当」を購入しました。
弁当箱からはみ出す迫力のサバ
受け取ったお弁当はずっしりと重く、まさに「弁当箱からはみ出しそう」という前評判通りのサイズ感。

期待感とともに蓋を開けると、そのサバの大きさに圧倒されます。

約30cm近くあるというサバの半身が、贅沢に盛り付けられています。
炭火の効果:香ばしさとふっくら感
このサバ弁当の最大のポイントは、2024年1月よりガスから炭火での焼き方に変更された点です。
サバの皮は炭火特有の香ばしさを纏い、パリッとしています。

そして、身は驚くほどふっくらと柔らかく、ジューシー。

豊洲から仕入れるという文化干しのサバの良質な脂が、炭火によってじっくりと引き出され、旨味が凝縮されています。
塩加減もご飯に合うよう調整されており、一切れでご飯が進む、まさに「ごはんが進む」という評判通りの味でした。
魚が主役のお弁当として、これほどの満足度を提供できるお店はなかなかないと感じます。
特に魚好きの方には、強くお勧めしたいお弁当です。
さいごに
「お弁当ふうちゃん」で二種類のお弁当を体験してみて、強く感じたのは、「手作りの温かさと本格的な焼き鳥屋の味がお弁当に凝縮されている」ということです。
チェーン店では提供が難しい、手間をかけた牛肉100%の自家製メンチカツや、焼き方にまでこだわった炭火焼きのサバなど、どのメニューも価格以上の満足感を提供してくれます。
地元の隠れた実力派「お弁当ふうちゃん」。
河辺駅近くにお越しの際は、ぜひ出来たてを味わってみてください。
事前の電話予約をお忘れなく!
店舗情報
- 住所 東京都青梅市師岡町4丁目7−1
- 電話番号 0428-84-2155
- 営業時間 11:00〜21:00
- 定休日 水曜日
- 駐車場 お店の裏に2台
- ウェブサイト https://www.yakitorifuuchyann.com/
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